こんにちは。くましね薫です。
私は、地元の福島県の古代史を解明し、その発表の場としてこのブログを開設しました。
そして、その古代史究明の鍵を握るのが、南相馬市原町区の「三嶋神社」にあることに気づきました。
それを導いてくれたのが、みシまる湟耳さんの『ヤタガラスの娘』という本でした。
しかも、南相馬市の原町区には、三嶋神社がふたつも存在します。
これは現地に直接行かなければなりません。
ということで、早速昨日、三嶋神社に参拝しに行きました。
まずひとつ目の三嶋神社は、原町区の中心地にあります。
「ゆめはっと」の南側に位置しています。
こちらが一の鳥居です。
石碑には「三島神社」と彫られています。
大正時代に作られた石碑です。
現在は「三嶋神社」という社名です。たぶん、戦後に「三嶋」に変えたのではないでしょうか。その辺を神社の方に聞けばよかったです。
鳥居をくぐり参道を進むと、二の鳥居の向こうに社殿が見えます。
とても大きな社殿です。
傷痍軍人之碑
では、拝殿に参ります。
とても大きなしめ縄です。
参拝の仕方も独特です。
大きなしめ縄や四拍手など、出雲大社を思いださせます。
参拝後に、神社の方がいたのでご祭神を聞きました。
三嶋神社のご祭神は
ナガサヒコ
な、ナガサヒコ？
聞いたことがありません。
私は思わず「ナガスネヒコですか？」と聞きました。
すると「違います。ナガサヒコです。この地にいた神様で、天孫族をこの地に導きました」
私は「ということはサルタヒコですか？」とまた聞きました。
すると、「サルタヒコではありません」と神社の方。
どうやら、原町区に土着した神様みたいです。
面白いですね。
ナガサヒコのことにとらわれて、いつ創建されたのか聞くのを忘れてしまいました。
ネットの情報だと、平安時代の坂上田村麻呂の蝦夷討伐時に創建されたようです。
では次に、ふたつ目の「三嶋神社」に行ってみます。
場所は「まるさん・あったまるアリーナ」の近くです。
アリーナの駐車場に車を停めさせてもらいました。
アリーナの南に、細い坂道があります。
この坂道から入るようです。
坂道を上ると、鳥居と社殿が見えます。
「三嶋神社」と「瀧尾神社」が合祀されています。
ちなみにもうひとつ、南側に別の鳥居があります。
境内の中にはやたらタケノコが生えていました。
私はそれにちょっと興奮し、タケノコばかり写真を撮ったせいで、社殿を撮るのを忘れてしまいました(笑)
でも、小さな祠と江戸時代の石碑は撮りました。
社殿の壁には、この神社の由緒が書かれていました。
そして「瀧尾神社」のご祭神は、田心姫命(タゴコロヒメノミコト)です。
田心姫とは、宗像三女神の人柱である「タキリ姫」です。
ついに出ました。海の女神です。
この神社の創建も、平安時代の坂上田村麻呂の蝦夷討伐時だそうです。
しかし私は、三嶋神社が創建される前、もともとこの地は「ミシマ」という一族が治めていたと思っています。
「ミシマ」という一族。
それは、「女性祭祀王」が率いた海洋民族であり、海外から製鉄技術を伝えにきたタタラ集団「ヤタガラス」です。
女性祭祀王の古代での力は絶大で、日本での王になる条件が、ヤタガラスの女性祭祀王と結ばれることでした。
しかし、今ではその歴史は消されてしまっています。
では次回、その海洋民族「ミシマ」について迫りたいと思います。
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