私はここまで、福島県、主に浜通りの古代史を、出雲口伝から読み解きました。
では、なぜ出雲口伝なのか?
福島県と関係あるのか?
まず、出雲口伝とは、日本で最初の王国である出雲王国の王家に伝わる伝承です。
いわゆる出雲族です。
出雲族は4000年前にインドのクナ王国から渡来した一族です。
その一族が、日本の先住民と同化しながら、出雲に王国を作り、発展しますが、度重なる渡来人の侵攻に、権力を失います。
そして、いま伝わる『古事記』や『日本書紀』(以下、記紀)は、出雲王国から権力を奪ったものたちの物語です。
なので、そこには真実はなく、彼らの都合のいいような物語になっています。
もし、本当の歴史を紙に書き残すものなら、最悪殺されてしまう。そんな時代です。
なので、出雲王家の直系の富家では、出雲王家に伝われ歴史を代々口伝で継承されてきました。
その歴史が、戦後から徐々に開示され始めました。
そして、富家の現当主である斎木雲州さんが大元出版という出版社を立ち上げ、大々的に開示を始めました。
最近では人気YouTuberのTOLAND Vlogさんが出雲口伝をわかりやすく解説して、認知されてきています。
実は私も出雲口伝を知ったのはつい最近です。
私は日本の神話や古代史を勉強しなきゃと思いながらも、まったく『古事記』が読めませんでした。支離滅裂で難解な物語に毎回挫折してました。
しかし、出雲口伝の本を読むと、ゲームの攻略本を読むように、あれよあれよと答えが浮かび上がります。
なぜそんなことが起こるのかというと、記紀には当時の権力者が、知られてはならない不都合な真実を隠しているからです。
それゆえ難解で支離滅裂な物語が誕生したのです。
出雲口伝は、その謎を解くにはいちばんの教材だったのです。
他にも『竹内文書』や『宮下文書』、『ホツマツタエ』など古史古伝がありますが、いろんな角度から分析すると混乱してしまうので、まずは出雲口伝の視点から紐解いていきます。
あと、出雲口伝にも、不可解な点や納得いかない点がありますが、そこにはいったん目をつむります。
では、なぜ出雲口伝から福島の古代史を読み解くのか?
まず、東北の古代史の資料文献はほぼ存在していないからです。
もとは「蝦夷」と呼ばれた土地です。朝廷に刃向かう民の土地です。
人々がどう生活し、何を信仰していたのか、ほぼわからないのです。
あったとしても、権力者側の資料なので、詳細な記述はありません。
実は、出雲口伝も、関西を中心とした歴史が大半を占めています。
その中に、東北の歴史につながる鍵を探していくのです。
なので、現在福島県に残る神社仏閣や史跡、伝承から、出雲口伝とつなげていきます。
出雲口伝から出されるヒントをもとに、パズルのピースをはめていく感じです。
多分この行為は、歴史学的には全く信憑性のないことだと思います。
しかし、手がかりがない以上、この方法で物語を紡がないと、いつまでも福島県の古代史は白紙のままです。
私は相馬市民として、なぜ福島県の浜通りはこんなにも屈辱を味わわないといけないのか、腑に落ちないのです。
その原因を突き止めなければ、この地で死んでいった魂たちに申し訳ないと、震災以降ずっと私の心を締め付けるのです。
これから私が繰り出す説は暴論かもしれません。
ですが、もしかすると将来新たな発見につながる一つの道筋になると思っています。
ここで改めて、説明いたしました。
読者さまからもご意見を頂戴しております。
コメント欄に書き込みください。
本当の福島県の歴史を解き明かしましょう!
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