おはようございます。くましね薫です。
先ほど映画館にて『ゴジラxコング/新たなる帝国』を観てきました。
以下、ネタバレあり。
前作は“竜猿の仲”だったゴジラとコングは戦いを繰り返していましたが、ラストでのメカゴジラの暴走により、ふたり(?)は共闘し、メカゴジラを倒すという展開に胸を熱くしました。
今作では、前作で明らかになった「地底文明」の謎を解明していきます。その地底文明が故郷であるコング主導で物語は進んでいくので、あまりゴジラは活躍しませんが、そのぶんいろんな怪獣とのバトルが描かれていきます。
戦争や核の問題を見つめ直し、初代ゴジラに原点回帰をはかる日本のゴジラとは対照的に、昭和の怪獣プロレス路線に振り切るハリウッド版ゴジラは、なんとも爽快です。
私が子供の頃から夢に描いた、「ハリウッドの技術と予算で『怪獣総進撃』をリメイクしてくれ!」をその通り実行してくれているレジェンダリー・ピクチャーズには足を向けては眠れません。
では今作が、中身の無い空っぽな怪獣映画かといえばそうではありません。
バカっぽく装いながら、実は人類にとってとても大事なことを描いています。
物語の核となる部分は「地底文明の解明」です。
この真相がとても面白いのです。
まず、地底への入り口が南極にあるのが、都市伝説的にツボを押さえています。
あのヒトラーも探した南極にある地底文明への入り口です。アメリカの海軍少将リチャード・バードも、南極の巨大な穴に飛行機で入り、地底人にあったと日記に記しています。
(劇中では、他にエジプトのピラミッドにも入り口ができ、「この制作陣はわかってる!」と信頼してしまいます)
今作の主人公たちは、地底を探索し、地底人と出会います。そこへ主人公を導くのが、コングがいた髑髏島の先住民イーウィス族の少女です。彼女は唯一の生き残りです。
そして地底人は、イーウィス族と同じ民族だと明かされます。
地底人もまた古代の文明を現代まで継承し、特殊な能力を使います。
まつりごとは女性が司ります。
私が最近考察している「女性祭祀王」や縄文文化とも繋がっていきます。
彼らの服装は、チベットの人たちにそっくりです。
もしかするとこの地底文明は、チベット仏教が存在を謳う「シャンバラ」では無いでしょうか?
私は直感します。
このシリーズで描かれる「地底文明」は、ほとんど真実ではないかと。
地底文明は存在する!と言うことです。
いやいや、単なる映画だけのお話しでしょ?とあなたは馬鹿にするかもしれません。
しかし、以前私はブログに書きましたが、実はハリウッド映画は、この世界の真実を暴くことが多々あるのです。
では、なぜハリウッド映画はそれを堂々と描くのでしょうか?
それは先ほどあなたが馬鹿にしたとおり、「単なる映画だけのお話しでしょ?」と思わせるためです。
今作でしたら、地底文明の真実に怪獣を絡ませて、荒唐無稽な映画だけの話だと人類を洗脳するのです。
しかし、この『ゴジラvsコング』には「救い」もあります。
この世界の謎を解く唯一の人物が、ネットの陰謀論者なのです。彼は周囲から馬鹿にされながらもめげずに行動し、人類を救います。制作陣はさりげなくヒントを出しています。
日本で例えるなら『月刊ムー』の愛読者が人類を救うようなものです。
その『月刊ムー』の三上編集長は、UFOは地底人の乗り物だとおっしゃります。事実はムーにあるのかもしれません。
古代の超文明を築いた人々は、地上で物質文明が栄えると同時に地底へと移住しました。
その地底人は現在も超古代文明を継承し続けています。
とてもロマンあるお話しです。
現在、物質文明が終わりを迎えようとしているタイミングです。
私はロマンを選びます。
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ありがとうございます。