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歴史から消された「女性祭祀王」と三島湟咋耳神

おはようございます。

くましね薫です。

 

前回、福島県南相馬市にある三嶋神社」について記事を書きました。

kumashine369.hatenablog.com

 

三嶋神社(三嶋神社)は、愛媛県今治市にある大三島に鎮座する「大山祇(おおやまつみ)神社」を総本山にする神社です。

ja.wikipedia.org

この大山祇神社は、「日本総鎮守」と称されます。つまり、日本を守ってくださっている神様の大本のお社です。

 

とても重要な神社です。なのに、世間ではあまり知名度がありません。私も古代史を調べるまで知りませんでした。

 

なぜこれほど重要な神社が、人々に知られていないのか。

それは、古代の日本で絶大な力を持っていた「女性祭祀王」と関係があるからなのです。

 

日本の歴史では「女性祭祀王」が登場することはあまりありません。

かろうじて、記紀に登場する「セヤダタライスズヒメ」「ヤマトトビモモソヒメ」ぐらいですが、彼女たちが活躍する場面はあまりありません。

 

そして中国の歴史書である魏志倭人伝に登場する卑弥呼によって、女性祭祀王の存在が明るみに出ますが、その正体は誰なのか今もはっきりとは分かりません。

纒向デジタルミュージアムについて|女王「卑弥呼」の誕生

しかもこの「卑弥呼」という名も「卑しい」という字が当てられ、明らかに蔑称で書かれています。

本来は、「日巫女」「日御子」「姫御子」という意味です。なので以降「ヒミコ」と表記します。

 

私が考察の参考にしている「出雲口伝」にも、古代は女系社会であったと記されています。

当時は「通い婚」で、夜になると夫は毎晩実家へと帰るそうです。

しかし、女系社会と言っている出雲口伝にも、女性が活躍する記述はありません。活躍するのは男性ばかりです

 

女性祭祀王の存在は、出雲口伝でさ隠されているのです。

 

その女性祭祀王を神格化したのが「三島湟咋耳(みしまみぞくいみみ)神」です。

ja.wikipedia.org

あまり馴染みのない神様です。

 

この神様は、出雲国王である大国主の息子の事代主の妻となった女性です。

そして、二人の孫娘であるヒメタタライスキリ姫は、初代天皇である神武天皇と結婚します。

 

出雲の王と結婚し、孫娘は大和の大王と結婚する。そんなことができるのはすごい血筋の者でしかできません。

むしろ、この三島湟咋耳神の血筋を得ることが「王の条件」ではないのかとさえ思ってしまいます。

 

古代の王族たちがこぞって求めた三島湟咋耳神の血筋。それは「女性祭祀王」の血筋です。

そんな重要な事実が、現在の歴史では完全に消されてしまいました。

よほど権力者・藤原氏にとって都合が悪かったのでしょう。

 

この女性祭祀王を深く追求するためには、まず古代日本縄文時代をよく理解しなければなりません。

 

最近縄文時代が見直されていますが、では縄文人はどのような世界観で生きていたのでしょうか。そこを解明しないといけません。

 

というわけで次回、縄文時代考察「世界は母親のお腹にある」をお送りします。

 

お楽しみに!

 

<参考文献>

 

 

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ありがとうございました。