昨日今日と、私が実験している「菌ちゃん農法」についての記事を書きました。
菌ちゃん農法とは、吉田俊道さんが実証している有機農法です。
私は自分の家から出た生ごみを米ぬかで発酵させ、それを畑に埋めています。
それを行うことで、土壌中の菌がいっぱいになり、市販の肥料を使わなくても野菜を栽培できるそうです。
私はその実験をしています。
吉田さんがおっしゃるには、良い菌でいっぱいの土で野菜を作ると、虫が寄りつかないそうです。なぜなら土が新鮮だからです。しかもとても美味しい野菜ができるそうです。
逆に土が腐っていると、虫が寄りつく「美味しくない」野菜ができるそうです。
私たちは逆だと思っていますよね。
虫がつくということは、美味しい野菜だと。
しかし、本当は違うのです。
新鮮な肉と腐った肉。どちらに虫が湧くか。
それは腐った肉ですよね。
この例えはわかりやすいです。
つまり私たちは、化学肥料を使った腐った土で野菜を作り、それにより虫が湧き、虫を殺すために農薬を散布して、美味しくない野菜と一緒に農薬を体に取り入れてるというおかしなことをしているのです。
この事実を知ると、宮崎駿監督作品『風の谷のナウシカ』を思い出します。
この作品は、物質文明が頂点に達し、核戦争後の滅びそうになっている世界が舞台です。
世界は「腐海」という毒素を出す菌で覆われ、巨大な虫が跋扈します。
人類はこの世界を「地獄」だと捉えます。
しかしナウシカは違います。
自らの実験により、菌や虫は地上を汚しているのではなく、「浄化」しているのだと証明します。
なぜ菌は汚れたものを腐らせるのか。なぜ虫はたかるのか。
それは菌や虫の使命は、「地球を浄化する」ことだからです。
人類が地球を汚すから、菌や虫が地球を浄化してくれるのです。
それなのに私たち人間は、菌や虫を目の敵にします。
コロナ禍以降、「殺菌社会」がデフォルトになりました。
しかし私たち人類の歴史は「菌との共生の歴史」でもあります。私たちは菌によって生かされている存在です。
公共施設などにいくと入り口に除菌アルコールが置いてますが、高齢者の人ほどたっぷりと手に振りかけます。
現在日本の「超過死亡」が問題になっていますが、その原因のひとつがコロナ禍以降の「殺菌文化」ではないでしょうか。菌を殺すことで私たちの抵抗力は人類史上最低の状況になっていて、もともと抵抗力のない高齢者がさらに弱体化し、次々に亡くなっているのではないでしょうか。
そして私たちは、虫が嫌いです。
ゴキブリは特に大嫌いです。
しかしゴキブリは、私たちが不潔にした場所を綺麗にしているだけです。悪いのは私たちなのです。
菌と虫が行うことはいつも全て正しいのです。
地球を浄化しようとしているだけです。
この視点から地球を見ると、悪さをしているのは私たち人間であることがわかります。なのに私たちは地球を汚し、菌と虫を殺しまくっています。
私たちはそれに気づかず何食わぬ顔で、生物のピラミッドの頂点に立っている気になっています。
近いうちに、そのしっぺ返しが来るでしょう。
最弱の免疫を持ってしまった私たちの「終末」はすぐそこかもしれません。
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ありがとうございました😄