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東日本にひろがる「あんばさま信仰」は出雲族の信仰か?

以前深掘りをした福島県浪江町の苕野(くさの)神社のご祭神。

祀られている神様は出雲系の神様だと推測しました。

 

kumashine369.hatenablog.com

 

浪江町史』を中心に調べたのですが、苕野神社をネットで調査したところ、全然違う記事がたくさん出てきました。

 

↓苕野神社のWikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%95%E9%87%8E%E7%A5%9E%E7%A4%BE

 

↓たんぽぽろぐさん

https://momijiaoi.net/kusano/

 

なんと、苕野神社に祀られている神様は、「あんばさま」と呼ばれていたのです。その正体は「大杉大明神」といい、茨城県の大杉神社に関係があるそうです。

 

そのあんばさま信仰は、北は岩手県から、西は利根川沿いの群馬・長野県まで広がり、船の神様として航海する人たちに崇められてます。

 

浪江町史』には貴船明神から請戸明神になったと記述されていて、だいぶ違います。

 

あんばさま信仰は、豊漁や海上の安全を守護する神様であり、若者が休みを欲しいときにかつぎ出す神様だそうです。

 

そんな海の神様なのに、なぜ「大杉」大明神なのでしょうか?

 

早速、茨城県の大杉神社を調べてみました。

 

大杉神社は、茨城県稲敷市にある神社で、霞ヶ浦の近くで、南には利根川が流れます。

 

動画で見ると、なんともド派手な神社です。


www.youtube.com

 

そんな大杉神社のご祭神を調べたところ、なんと。。。

 

 

倭大物主櫛甕魂命(ヤマトオオモノヌシクシミカタマノミコト)

大己貴命(オオナムチノミコト)

少彦名命(スクナビコノミコト)

 

 

なんとなんと!!

これまた出雲の神様ではないですか!!

 

倭大物主櫛甕魂命とは大国主(大己貴命)の和魂奇魂です。

しかも女神だそうです。

 

そして! 明治以前は、三輪明神を祀っていたそうです!

奈良県の大神(おおみわ)神社の神様です。

 

やはり私の推測は正しかったようです。

ヤマトから大杉神社を経由して、あんばさま信仰として北上していった。

古代の福島県浜通りには、出雲族の信仰があった!

 

 

私はさらに調査を進めました。

 

↓次回へ続きます。

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