先日、映画館にて『劇場版「進撃の巨人」完結編THE LAST ATTACK』を鑑賞してきました。
このエピソードは、原作でも読んでいるし、テレビ放映でも視聴済みですが、めちゃめちゃ面白かったです。いま改めて大スクリーンで観ると、作品への没入感が半端なく、感動も興奮もテレビの比ではありません。
テレビで視聴済みの方も、観ようか迷っているかたも、絶対鑑賞した方がいい一作です。
そんな名作『進撃の巨人』ですが、私はこの作品を観ながらずっと思ってきたことがあります。
それは、
この作品は、人類の隠された歴史を描いているのではないか。
というものです。
人類の隠された歴史といっても、超古代の地球上に巨人がいた、とかそういうものではありません(いたらいいなとは思っています)。
そうではなく、
この物語の中心を担う「始祖ユミル」は存在したんじゃないか
と思っています。
もちろんこれは、私の完全な妄想です。
確証もありません。
しかし、古代史を勉強すると、実際の歴史と「始祖ユミル」がつながりそうなのです。
私は以前、この世界は母親のお腹の中にあると記事にしました。
これは縄文時代からある考えで、家は母のお腹をあらわす呪具であり、集落や村、国までが母親のお腹の中であるという考えです。
そもそもが、大地は母であるという原始からの考えがあるのです。
私たちは、母のお腹に守られているのです。
それを支える父親が「大黒柱」なのです。家は母親のものなのです。
女性とは宇宙そのもので、すべての源です。
女性たちの霊力は凄まじく、彼女らは神とつながることができました。
しかし、物質文明の発展のため、男たちは女性たちの力を奪います。
しかも古代では、男の子はすぐ死んでしまうので、男の数は少なく、自然と一夫多妻になってしまいます。
どんどん女性の地位が奪われてしまいます。
それでも、祭祀を司るのは女性でした。
しかし、彼女らの祈祷が効かず、雨が降らなかったり、日食を予測できなかったりすると、彼女らは処刑され、その一族は「賎民」とされ、奴隷に転落してしまいます。
奴隷となった一族ですが、変わらず強力な呪力、霊力を持っています。
彼女らが抱いた恨みや悲しみが、強力な怨念となって、2000年経った現在でも生き続けていたらどうでしょうか?
私たちは、いまだに彼女たちの怨念に振り回されているとしたら。
私は、彼女らの一部が日本に渡来し、蛇神を祀り、日本に製鉄技術を伝えた「ヤタガラス」の集団ではないかと思っています。
2000年前にヨーロッパで起きた、元祭祀一族の奴隷による強力な怨念。
自分の境遇に呪い、愛するものからの裏切りを恨みます。
現在この地球で起きている悲劇は、彼女らの怨念が原因ではないかと思ってしまいます。
『進撃の巨人』の諫山創先生は、この作品の執筆に際し、全く勉強せずに描いたそうです。
もしかすると、人類の根底に流れる集団的無意識を読み取って描いていたのかもしれません。
権力者の男たちによって隠された歴史。
それは、とてつもなく強力で、諫山創という天才が読み取った悲劇の物語かもしれません。
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