クマシネぶろぐ

クマシネとは神に捧げるお米のこと

純粋悪に同情してはならない

2日前の記事で、日本人特有の信仰について、「悪霊こそ丁重に奉る」と解説しました。

kumashine369.hatenablog.com

 

自然豊かで食物の心配がなく、平和な時代が長く続いた日本では、大規模な争い起きなかったので、善人も悪人も同じように祀りました。

その精神が、鬼滅の刃『ダンダダン』に色濃く反映されています。

 

この世に絶望し、悪霊となった魂を救済する

 

このふたつの作品に通底する精神です。

 

悪霊もまた被害者なのです

 

悪人の魂こそ、丁重に奉ることはわかりました。

それでは、悪はすべて同情すべきなのでしょうか?

 

いいえ、違います

それとこれとはまったく別です。

 

この問題は、すでに『ジョーカー』の考察で述べました。

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この作品は何を描いているのか簡単に述べると、『ダークナイト』のジョーカーを自分だと勘違いし、『ジョーカー』でアーサーも生い立ちに同情している奴らを、「バーカ」と嘲笑う、イジワルなブラックジョーク映画なのです。

 

すべてはジョーカーのジョークだったのです。

 

つまり、凶悪犯罪を起こした犯人に、憧れたり、同情したりする奴らを全否定しているのです。

 

私たちは、この感覚をしっかりと持たなければなりません。

 

この世界には、ごくわずかですが、犯罪を犯すために生まれてきた人間がいます

犯罪を犯すことを宿命とした者です。

それを「純粋悪」と呼びます。

みなさんも、実際起きた凶悪事件を思い浮かべたと思います。

 

そんな星のもとに生まれた純粋悪は、どんなことがあろうと犯罪を起こします。

 

貧しい生い立ちだろうが、裕福な家庭で育とうが、どんなことがあろうと犯罪を犯します。

そのような人間に、同情の余地などありません

 

鬼滅の刃』の鬼舞辻無惨がそうですし、上弦の弐の童磨もまさにそうです。

こいつらは軽蔑すべき存在です。

画像引用 

アニメ「鬼滅の刃」上弦の弐・童磨(どうま)はどんな鬼?声優は宮野真守さん! | アニメニュース | アニメフリークス



しかし、そんな人間も、死んだら手厚く祀らなければなりません

そこはきちんと理解しましょう。

けれども、同情はいっさいしなくていいのです。

彼らは宿命に従っただけですから。

それよりも、被害にあった方に祈りを捧げ、魂を救済しましょう

 

 

 

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