前回は、飛騨に伝わる口碑「飛騨口伝」の、「飛騨が日本でいちばん最初の土地である」を紹介しました。
そこで「400万年前、世界各地で同時多発的に人類が誕生した」と述べました。
一般常識では、人類はアフリカ大陸で誕生し、そこから各地に移動したと考えられています。
しかし、これは本当に正しいのでしょうか?
みなさんはこんな疑問を持ったことはないでしょうか?
「なぜ今いる猿は人間に進化しないのだろうか?」
もし人類が猿から進化したのなら、今いる猿も人間に進化したっておかしくありません。
動物園にいる猿や、山から降りてくる猿の中に、完全二足歩行の猿や、木の棒や動物の骨を武器に使ったり、突然喋り出したりする猿が現れてもいいはずです。
しかし、そんな猿は現れていません。
なぜでしょうか?
その答えを、実業家で作家の執行草舟さんが自身のYouTube動画で言及しています。
執行さんが動画でおっしゃるには、今から40億年前。まだ生物が腸管の原初生物だったころです。海の中には腸の原型となる生物で溢れていました。
その腸管のなかには、人間になる腸管、猿になる腸管が、すでに決まっていたというのです。それだけではなく、犬も猫の牛も馬も、あらゆる哺乳類(全ての生物?)が、それに該当します。
ということは、猿から人間に進化する個体は、400万年前にすべて進化したわけです。
今いる猿は、猿で進化が止まると既に決まっている個体なのです。
そうなると、人類はアフリカ大陸から進化していったという学説が怪しくなるわけです。
初めから人類に進化する個体が決まっているとしたら、その腸管を持っている猿は、世界各地で同時多発的に人類へと進化したわけです。
決してアフリカ大陸からだんだんと進化したわけではありません。
では、ダーウィンの進化論は間違いなのでしょうか?
執行さんも言及しているとおり、ダーウィンは「生物は環境に適応して肉体が変化する」と発表しただけです。日差しが強い地域の人は肌が黒くなり、陽が当たらない地域の人は肌が白くなる。それだけです。
しかし、それだと進化に対しては説明ができません。
例えば、海中に生息する生物が環境に適応するならば、ずっと海のなかで過ごすはずです。なぜ危険をかえりみて陸地へあがらなくてはいけないのでしょうか?
ダーウィンの進化論では説明がつきません。
そうではなく、生物は最初から何に進化するか決まっているのです。
なにか外圧的な“きっかけ”で、進化したのかもしれません。
そのきっかけですが、もしかすると映画『2001年宇宙の旅』のように、宇宙人が作った“モノリス”に触れることかもしれません。これは完全に妄想ですが。
↓画像引用
ではなぜ人類最古の骨がアフリカでしか見つからないのかというと、前回も書いたとおり、アフリカは雨が少ないので、地中に骨が残りやすいのです。日本は雨が多く、土壌が酸性なので、骨が溶けてしまいます。
なので、400万年前に日本列島でも猿から進化した人間が生まれたと考えられます。
日本列島は暖流に囲まれていたので、氷河期でも温暖で、食べ物は豊富にあり、集団での争いはほとんどない平和な土地でした。
そういった環境から、独自の文明を育み、唯一無二の民族が誕生したのです。
そこから生まれたのが、岐阜王朝なのです。
というわけで、次回から飛騨口伝シリーズを続けます。
(ちなみに、進化する個体は既に決まっているということは、私たちの中にも次の生物に進化するものが決まっているということです。その進化するタイミングは明日かもしれませんし、何千、何万年後かもしれません。そう考えるとワクワクしますね)
参考文献
『明らかにされた神武以前』著者:山本健造
『日本のルーツ飛騨』原著者:山本健造 編集者:山本貴美子
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