最近こんな本に出会いました。
吉田俊道さん著『生ごみ先生が教える「元気野菜づくり」超入門』
有機栽培に関する本ですが、内容が非常に衝撃的で驚きました。
私の家の庭には家庭菜園ほどの畑があり、主に父が野菜を栽培しています。
しかし、野菜が育つたびにこんな感じに虫に食われます。
父は「うまい野菜だから虫に喰われるんだ」といって、農薬を散布します。
しかし、吉田俊道さんは著書の中でこうおっしゃいます。
「土壌が腐っているから、不味い野菜ができ、虫に喰われる」
これには最初、何を言っているのか分かりませんでした。
理論はこうです。
新鮮な肉と腐った肉、どちらに虫は湧くか?
もちろん腐った肉ですよね。
これは野菜でも同じことだそうです。
そして何が腐っているかというと、「土」が腐っているのです。
化学肥料ばかり使用していると、土壌に存在する有機物が死に、土壌が腐ってしまうのです。
うちの畑も化学肥料まみれで、まさに「腐った」畑です。
恐ろしい真実です。
だから現在の野菜は、昔と比べて栄養素がないと言われるのです。
そして、不味いから虫に喰われて、農薬を散布してしまう。
その悪循環です。
しかも、食料自給率を上げようと野菜を作ったとしても、その化学肥料は海外からの輸入です。これでは本当の意味での自給とは言えません。
では、どうすれば「新鮮な土」になるのでしょうか?
それは、「生ごみ」を肥料として使うのです。
では、生ごみを畑に埋めればいいのかというと、そう単純ではありません。
ただ生ごみを埋めたら、それこそ腐ってしまいます。
そうではなく、生ごみを「米ぬか」で数日漬けて発酵させるのです。
その発酵させた生ごみを畑に投入し、畑を菌でいっぱいにするのです。
これが吉田さんの言う「元気野菜づくり」です。
なので早速私も実践しました。
ジップロックの中に生ごみと米ぬかを入れ、よく揉んで、冷蔵庫や涼しい場所に3日間保存します。
3日経ったら、その生ごみを畑に埋めます。
深さ30cmほどの溝を掘り、そこに米ぬか生ごみを置き、また土を戻します。
これだけです。
数日ごとにかき混ぜ、さらに米ぬか生ごみを投入を一か月ほど繰り返し、完成です。
吉田俊道さんの著書ではプランターでの土の作り方が記載されているのですが、今回私はあえていきなり畑の土に投入してみました。
なのでうまくいくかは分かりませんが、このまま続けてみます。
これがうまくいけば、美味しく栄養たっぷりの野菜ができ、生ごみも減り、ごみ焼却の負担も減り、環境にもいい。
海外からの肥料にも頼ることなく、本当の自給になります。
良いことづくめです!
この「菌ちゃん野菜」シリーズは、動きがあったら随時更新していきます!
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ありがとうございました😄