志賀町で最大震度7を記録し、石川県を中心に甚大な被害を及ぼしていて、現在も多くの場所で救助活動が行われ、多くの方々が家を失い避難生活を余儀なくされています。
改めて、被災された方々のご無地を祈ります。
私が今回の大地震で気になったのが「志賀(しか)町」です。
志賀町という地名を見て、真っ先に思い浮かんだのが福岡県にある「志賀(しか)島」でした。
志賀島は古代史的にとても重要な場所で、漢委奴国王の金印が発見された場所です。
そして、全国の綿津見神社の総本宮である志賀海神社があり、綿津見神を祖先にもつ海洋民「安曇氏」発祥の場所です。
その志賀島と同じ漢字で同じ読みの地名が、石川県にもあり、何か関連があるのか気になりました。
その読み名ですが「志賀」とかいて「しか」と読みます。
私は「鹿」を連想し、そこから「鹿島」が浮かび、石川県に「鹿島」という地名はあるのか調べました。
すると、「鹿島信仰の研究」というサイトを発見しました。
下のリンクに「鹿島という地名の全国一覧」があります。ご覧ください。
やはり、鹿島神宮の影響下にある東北・関東の太平洋側に非常に多いです。
そして、北陸に注目します。
北陸日本海側には「鹿島」という地名は数少ないのに、石川県だけ13箇所も存在します。
実際石川県には「鹿島郡」や「鹿島町」などの地名が存在します。
そもそも「鹿島」とは何なのか?
それは鹿島神宮のご祭神である「武甕槌(タケミカヅチ)命」に関係します。
以前の「もののけ姫考察」でも説明しましたが、天孫族である武甕槌命は出雲王国へ侵攻する際、鹿の神様である天迦久神(アメノカグノカミ)に乗って出雲まで向かいます。
画像引用元
そのため、鹿は神の使いと言われています。
武甕槌命は、「出雲の国ゆずり」や「蝦夷討伐」に大きく関わる神様です。
そして、「地震の神さま」でもあります。
鹿島神宮には、地震を鎮めるための「要石」が境内に埋め込まれています。
実際、石川県には鹿島神社が36社あります。
ネットで検索すると、石川県にも要石がいくつか存在します。
なぜ石川県に鹿島という地名や鹿島神社が多いのでしょうか?
次回へ考察を続けます。
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ありがとうございました😄